プロフィール

横浜で「お金や不動産・保険の悩み」「相続や終活の悩み」を
安心にかえるための活動をしています。
ファイナンシャルプランナーの栗田和彦(くりたかずひこ)です。


「終活ガイド上級」の資格者でもある私は、「ファイナンシャルプランナー」と「終活ガイド」の知識と経験を活かし、相続を中心に相談やセミナー・コンサル・各種士業等のコーディネートまで幅広くサポートしております。

ここでは、ファイナンシャルプランナーとして独立を決意したキッカケや、終活ガイド上級の資格取得に至った経緯、現在とこれからの目標について記していきたいと思います。興味のある方はぜひお読みください。

◇前職は金融機関でファイナンシャルプランナーとして活動◇

前職では金融機関でファイナンシャルプランナーとして、多くの資産形成のお手伝いに携わりました。

私は人の役に立つのがとても好きですし
仕事を抜きにしても「誰かの困りごと」を解決することに喜びを感じる人間です。

長年のファイナンシャルプランナーとしての経験から
それなりにお金に関する知識は豊富ですし、自分の強みを活かして仕事をすることに
やりがいも感じていました。

ただ、企業の一員として働くなかで
制度を知らないが故に、同じ金額を預けていても
「損をするひと」「得をする人」といった事例を多く見てきました。

「状況をもう少し早く知っていれば、手を差し伸べれたのに」
「役に立ちたかった」

悔しい思いをしたことも残念ながらあります。
反対に、悔しい経験が私に学びを与えてくれたのも事実です。

◇父の他界がきっかけとなり独立◇

その後、独立のきっかけとなる出来事が起こります。
実父の他界です。

父は以前より体調が悪く、母は60歳から国民年金を繰り上げ受給し始めました。
これからのことを考慮した結果だったのでしょう。
その後、3回ほど年金を受け取ったのちに、父は他界しました。

後に遺族年金を受給しようと手続きに行くと
父の他界後も継続して貰えるとばかり思っていた
繰り上げ受給している国民年金が65歳までのあいだ、停止支給になってしまったのです。
さらに良くないことは
65歳以降に受け取ることの出来る繰り上げ受給済みの年金は
減額されたままの年金額を受給となりました。

制度を知らなかったが故に、残念な結果に繋がってしまったのです。

私たちは、日本という
多くの制度に守られている豊かな国で暮しているのにもかかわらず
その制度を知ることもなく
恩恵を受けず見過ごしてしまう人があまりにも多いのです。

そのような問題を抱える人を
どうやったら、助けることができるのか。


金融機関の職員として、お客さまを受動的に待つのではなく
「自ら能動的に行動し、助ける側に立ちたい」
と思うようになりました。

これを機に、38歳のときにファイナンシャルプランナーとして独立しました。

◇なぜ、ファイナンシャルプランナー相続の相談を?◇

独立後は、ライフプランや保険の見直し相談などを中心に行っていました。

そして独立後、10年を経過した時に叔父の相続がありました。
叔父は独身で当時77歳、相続人は異母兄弟を含めて3人。
相続財産は、自宅、貸地、預貯金ですが、どこに通帳があるのか?、どこに権利書があるのか?
遺言書は、あるのか?ないのか?
異母兄弟は30年近く連絡をとっておらず、どこに住んでいるのかもわからず!

しかし、葬儀は始まり、「葬儀代は誰が払うの?」
行方不明の異母兄弟はどうやって探すの?
財産はどうやって探すの?
貸し金庫があるみたいだけど、どうやって開けるの?

分からないことだらけ、今まで相続といったら税理士に相談すれば何でも
解決できると思っていたが…

        そのあと、相談でこんな事がありました。

相談者①

相続 太郎(78歳男)、独身、7人の兄弟姉妹、兄弟姉妹のうち既に3人死亡で代襲相続人がいるので相続人合計10人、相続財産2億(不動産1億、金融資産1億)、現在の収入は不動産賃貸収入で経費支払い後の所得は年金収入と合わせて500万、支出年400万

財産を近所で暮らしていて、食事などのことも心配してくれる妹(60歳)に財産をすべて残すことにしたとのこと。
そして、妹を受取人にした保険を入ると税金も安くなると聞いたから。

最初はこんな話でしたが、よく話を聞くとこの妹(60歳)に財産を残したいと弁護士にそうだんしたら、この妹を養子にしたらすべての財産は妹の物になると教えてもらいて手続きお願いし養子にしたとのこと。

もちろん、間違いではないが…

養子にすることで、相続人が1人なる。
相続税の基礎控除(税金のかからない範囲)が5,000万+1,000万=6,000万(当時の基礎控除で現在では6割の3,600万)
2億円ー6,000万=1億4,000万(課税資産)=相続税 3,900万

 

こんな、提案をしました。

養子縁組を解消して、公正証書遺言で妹(60歳)にすべての財産を相続させる遺言の作成。
金融資産1億のうち、5,000万円を一時払い終身保険で受取人を妹(60歳)で作成。

相続税の基礎控除(税金のかからない範囲)が5,000万+1,000万✕10人=1億5,000万
生命保険金の非課税枠 500万✕10人=5,000万
基礎控除1億5,000万+生命保険の非課税5,000万=合計2億(非課税)

提案の前後

提案前    2億円ー6,000万=1億4,000万(課税資産)=相続税 3,900万
提案後    2億円ー(1億5,000+5,000万)=0課税財産=相続税 0円

 

相談者②

遺言 太郎(80歳)、遺言 花子(78歳)、長男(55)、長女(52)
財産は自宅100坪(1億共有で夫7:妻3)金融資産5,000万円、現在、夫婦で年金生活

相談内容

長男に自宅を継がせたいと司法書士に相談したら「自宅を長男に相続させる遺言」を書けば大丈夫と言われたけどどう書けばよいか分からない?
長女には、それとなく話しているの問題は無いと思うが…
ちゃんと話せば大丈夫だと思う。

よく話を聞くと、夫婦のどちらかが亡くなったら長男が同居する予定だとのこと。

こんな、提案をしました。

妻の遺言書は司法書士の言う通り、「長男に相続させる」内容
夫の遺言書は「自宅は妻に相続させる。但し、死亡時に妻が先に死亡又は同時に死亡した場合には長男に相続させる」と変更。

この遺言内容は、夫婦どちらかが先に亡くなったら長男が同居予定だと聞いたので変更をアドバイス。

この変更の効果は、小規模宅地の評価減が使えるので夫の自宅持ち分7,000万円は8割り引きの1,400万円の評価に激減。

遺言書を作成前にその他の金融資産などのこともあるので、家族会議を開き僕も司会進行として参加し家族合意後に遺言書の作成。

 

いくつかの相談で気づいたこと!

相談者①も相談者②もとても感謝されました。

そして、相続には様々な専門家がからみ専門の領域が違うということ。
例えば税理士でも、法人の税務会計に強い人、相続税に強いひと、司法書士でも得意分野が違った利します。
ファイナンシャルプランナーは特定の専門分野がある訳では無いので、全体を俯瞰できるということ。
なので、全体像をお聞きして本人が気づいていない問題点や今のうちに対策しておけば将来問題(家族間の揉め事など)起きなかったり、節税出来たりすることができること。

また、お客様の問題に最適な専門家をコーディネートができる最適なアドバイザーだいと言うことに気づきました。

 

【不安や悩みに寄り添えるファイナンシャルプランナーになりたい!】

気が付けば社会は少子高齢化。
その裏には多くの課題が含まれています。

「老後2,000万円問題」「孤独死」「介護」「葬儀やお墓」
聞くだけで何だか不安になる言葉ばかりですが、実際にこの不安が一気に押し寄せるのは
これらの問題を、目の当たりにしたときです。

◎退職し、お金にも老後にも不安ばかり
◎独居高齢者となり、先行きが不安
◎認知症になった親の、財産などがわからず困っている

実際に、よく耳にするこうした問題はそれに伴う知識がなければ
不安は増幅するばかりです。

私は、そのような問題を抱えている方の悩みを解決し、不安に寄り添えるファイナンシャルプランナーになりたいと願っています。

◇叔父の相続に苦悩〜終活ガイド上級取得へ◇

独立から10年ほどしたところで叔父が他界しました。

独身だった叔父は遺言書を残しておらず、相続に携わることになった私は、手付かずの相続がいかに大変か身をもって知ることになります。
さらに葬儀やお墓の知識というのは
ファインシャルプランナーとしては太刀打ち出来ないことだらけでした。

私の性格上
今後出会う、同じような状況の方に
「それはファイナンシャルプランナーの仕事ではない」
と、言うことなど出来るはずありません。

叔父が他界したときのような、大変な思いを皆さんにはして欲しくない。

そんな思いから「終活ガイド上級」の資格を取得し、
葬儀やお墓のことに関しても詳しく学びました。

現在は
終活ガイド上級の知識とファイナンシャルプランナーの経験から相続を中心に
相談やセミナー・コンサル・各種士業等のコーディネートを行っています。


【最後に…】

私の原動力は「人の役に立ちたい」という想いにあります。

もちろん
長いファイナンシャルプランナー人生の中で
人の役に立てなかったこともあります。

そんなとき、いつも感じるのは
「自分がもっと理解し、知ってさえいれば、多くのことを提供できたのではないか?」
ということです。

ひとりでも多くの方の役に立ちたい

ひとつでも多くのことを解決したい

そのために、仕事を抜きにしても人様のために頑張り続けられる、そんなファイナンシャルプランナーでありたいと私は考えています。

【FP:栗田和彦はこんな人です】

趣味:仕事が趣味で、これといって趣味がありません!
好きな食べ物:なんでも食べてしまって、キライなものがありません!
休日:暇さえあれば仕事をしてしまうため、たまの休日は家族とゆっくりしています!
家族:奥さんと2人(娘と息子は既に社会人です)

とにかく仕事に夢中の日々ですが、家族のことも大切に思いつつ
より良い家族関係であって欲しいと思っています。


栗田和彦(くりたかずひこ)
ファイナンシャルプランナー・住宅ローン診断士
シニアライフコンサルタント・宅地建物取引士
終活ガイド上級
相続アドバイザー協議会認定会員・相続事業承継コンサルティング協会会員
財務戦略うどん屋さんゲーム公式インストラクター

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